NISA損切民歓迎派おじさん

8月の暴落で結構な人数がNISA損切したとの事ですが、
私個人としては損切したいならどんどんやればいいと思う。
そのほうがNISA継続民の利益に繋がると考えるからだ。

株式投資は短期的にはゼロサムゲーム、長期的にはプラスサムゲームである。
配当があるから。

その配当は投資している人達に所有している株数に応じて支払われる。
そして株価が安い時に買うことができると配当利回りを上げて効率よく配当を得る事ができる。
ではどうやって安い株価で買うか。

買う人が少ない状況で株を買う。

株価は企業の業績を元に受給によって上下するため、
(仮定としてあり得ないが)業績が良くても需要が無い株は株価が上がらないどころか下がる。
そんな状況であればより少ない資金で多くの株を買う事が可能だ。
故に投資参加者の数が少ないほど、利益は集中する事になる。

PIVOTで以前、田内学さんが出演されたときに、
「NISAをやれば日本安泰とはならない。
いくらお金があっても労働する人がいないと提供できるサービスがない。」(要約)
といった事をおっしゃっていたが、私はこの意見には同意しかねる。

上記にもあるように世の中は、特に資本主義社会においては価格は受給で決定する。
人口が一定であると仮定して、
投資家が増えれば増えるほど、利益は山分けのため少なくなる。つまり価値が下がる。
労働者が減れば減るほど、労働者確保のため賃金は上昇する。つまり価値が上がる。

r>gとあるように、基本的に投資のほうが利益率がいいはずだが投資家が増えれば増えるほど、
労働者が減れば減るほど利益率の差が縮み、もしかしたら逆転する事があるかもしれない。
実際には兼業投資家が増えるだけだろうし、労働者の減少も機械化で補う流れになるだろう。
しかし、最終的にはそれなりにバランスの取れたところに落ち着くはずだ。
労働者はいなくならない。

長々と書いたうえ話も横に逸れたが、
つまりは投資やめて労働に勤しみ業績上げるの頑張ってください。
私は投資してその利益のおこぼれ貰いますってことです。

うーん、この。

念のため書いておくと、田内学さんの意見に同意しかねると書いてますが全体の意見に対してではなく、NISA勧めてみんなFIREしたら意味ないですよって意見についてです。

もし仮に、完全機械化が可能で労働者が不要となった社会ができた場合はどうなるのだろうか。
多分ほとんどの人はベーシックインカムで生活し、ごく一部の才能ある人だけが仕事を行う、
労働が《特権》となる世界になるのではないだろうか。
労働による追加の報酬、社会的地位、権力。
それらを求めてみな労働のための需要と、仕事を探す。

あり得そうだけど、私が生きているうちには絶対に成り得ない世界だなとも、思う。

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